2015猪鹿蝶マネージャー鼎談(第1話)

今春、TV界は未曾有の大激震!
視聴率奪還にむけ”生放送強化”をひっさげ「異例の43.8%大改編」を断行したフジテレビ!
この壮絶な賭けに呼応する形で各局も、また蠢きだす!
中でも熾烈を極めた戦場は…「情報番組」であった!その様は情報百花繚乱!

そして時を同じく次々と始まる新番組。各事務所に入電されていくキャスティング案件!
2月から3月にかけマネージャーたちの頭脳戦が始まり、スタジオバーズでも連日連夜の緊急オーディションが極秘裏に行われたのであった‥‥

まさに…!春の嵐!錯綜する情報!喜びあり涙あり!その激しさは、歴戦の大窓王をもってして「私の経験でもはじめて」と言わしめたほどであった!

メイストームさながらの新番ラッシュのどまんなかの某日‥‥猪鹿蝶3マネージャーが、春改編の総括のために赤坂の料亭に集結!

そこで語られたものは……早くも、「秋」!!



大窓王:今回もみなさん集まってもらったのは、2015年もまた猪鹿蝶のナレーター募集をはじめるにあたって「春の大改編」総括をしてみよう。今季は「帯番組(月ー金でナレーションを担当する)」がたくさん決まって、新番組も多いのでまだゆっくりとはいかないけどね。

狩野:今期のTV業界のポイントとして『情報番組の大刷新』があげられますね。なかでも今期は猪鹿蝶は大躍進したといえます。

武信:従来の「あさチャン!」に加えて、テレ朝「モーニングバード」テレ東「チャージ730」TBS「ビビット」など。「新人でいきなり帯」というメンバーも多数います。

狩野:「チャージ730」は村田陽子、堀場亮佑の2人が新人。堀場くんに至ってはまだ20代前半というフレッシュっぷり。技術力や風貌からはとてもそうはみえませんが(笑)ちなみにそんな堀場くんは、TBSの新番組「スーパーサッカーJ+」でも抜擢。早くもレギュラー2本を抱える状況です。さらにNHK帯情報「シブ5時」が決まった児玉ケイスケも、地方でこつこつとナレーターをやっていたけど裸一貫で上京。スクールバーズに半年通った後での大抜擢です。

武信:昼帯はフジが社運をかけリニューアルに踏み切った「バイキング(帯)」に小坂由里子さんが。小坂さんはなんと!帯を3本抱える情報番組クイーンに。さらに打倒日テレをかけエース安藤キャスター擁する「直撃LIVE グッディ!(帯)」によのひかりさん、新井里美さんのダブル声優が大抜擢です。

大窓王:情報番組というと「生放送が強いから」という理由で「アナウンサー系」が強い印象があったけど…現実には「ナレーター」と「声優」が多いように思うね。新人の抜擢がすすんでいることもある。一方で従来の売れっ子やベテランナレーターたちの状況はどうだろう?

武信:全体的に「維持」のイメージです。中にはちらほらですが緩やかに減少傾向にあるベテランプレイヤーも…という感じでしょうか。

狩野:その原因の一つは、バラエティやゴールデンの新番組に「知名度での起用」が増えてることもあるかもしれませんね。有名なアニメキャラをイメージさせる演出が増えています。キャスティング権をもつスタッフがアニメ世代になったこともあると思いますが…

武信:それと同時に、一方ではバラエティなどで「スタンダードなベテランアナウンサー系」もじわじわと流行してるのを感じます。ひと昔前の派手を好んだ番組作りではあまりキャスティングされなかったのですが……

大窓王:「半沢直樹」のヒットで、山根基世さんをイメージするような読みが、ぐるっと一周まわって認知されたからではないか、と考察しています。同時に年配の女性が持つ”品”も注目されているのではないかな、と。
アクティブな情報番組では新人の起用、上品なスタンダード読みと有名声優…。ナレーターの勢力分布がすこしずつ地殻変動をおこしてるような。大きな要因は、やはり景気の回復かなと感じています。

狩野:番組傾向については『世界ロケものはまだまだ安定』という感じ。従来から視聴率のある「いってみたら本当は」などを筆頭に、「世界のどっかにホウチ民」なども増えました。こうしたことも含めて新番傾向をざっくりみてみると「クレイジージャーニー」「ソレダメ」「ハナタカ」など「知的教養系」が増えてる印象ですね。

大窓王:なるほど。では次回は、それら新番組であった「オーディションについて」の傾向などをきかせてください。(次回に続く!)

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この記事は2015/5/21配信の ナレーターメルマガ(無料)vol.277 に記載されたものです。