ナレーター猪鹿蝶・発足インタビュー!
第1章「そもそもキャスティングとは?」前編

2009年。猪鹿蝶はナレーター事務所のベルベットとアトゥの共同レーベルとして生まれた。
「ナレーターと番組制作をつなぐ新しい道」としてナレーター募集を開始。
予想をはるかに超える反響を得た。


■そもそもキャスティングとは?



山上:皆さん本日はお集りいただいてありがとうございます。このたび発足したキャスティング猪鹿蝶(いのしかちょう)。

狩野さんの事務所アトゥはギリシャ語で”切り札”を意味するとのことですが、猪鹿蝶も花札では「強い役」の象徴的な手役(ポーカーならフルハウスみたいな感じ)ですよね。今回のネーミングからもお二人の「強いカードで勝負を挑んでいこう」というメッセージを感じます(笑)
さて、プロジェクトの詳細は告知文を読んでいただくとして…そもそも「キャスティング」ってどういうものなんですか?


■イメージだけで、選考は事務所に任せることもあるんです


狩野:ナレーターサイドには馴染みのなかった単語かもしれませんね、事務所としてはこれまでも一般的に行われてきたことなんです(^_^;)
たとえば、制作側が売れっ子を指名する時以外はイメージがないままナレーターを発注することがあります。
そこで『のんびりした印象の声』『今風の感じの読み』と大まかなイメージだけ伝えて絞り込みを事務所に任せることもあるんです。事務所側は数人のボイスサンプルを制作会社に提出します。この作業を「キャスティング」といいます。あとで触れますが、CMが多い事務所さんなどにとっては、メインの作業だったんです。

武信:番組の場合は、例えば『所属ナレーターがメインをとる番組で、さらに別の人でのワンコーナーナレーションを求められた。でも事務所には求められている人がいない』そんな時に、フリーで活動するプレイヤーなどに協力要請をするとかが、よくあるシチュエーションですね。ですが私たちの知り合いだけでは限りが有り、毎回キャスティングでは苦労しているんです。
なので今回広く人材を募集する事にしました。猪鹿蝶が立ち上がれば、私たちは「提案するキャスティング」が出来るんです。


新しい発想の「ナレーター募集」が狙いです


山上:う〜ん…子どもの頃みてたアニメで、スタッフロールの最後に『(協力□□□プロモーション)』とかテロップに出てたアレみたいなものでしょうか???

狩野:そうそう(笑)昔のその例でいえば『制作サイドは手がまわらないので、メイン所以外の出演者の選定は事務所にお任せします』ということですね。

山上:なるほど、今回の「募集」ではそうしたキャスティングで、制作に提出していただけるということなんですね?

武信:今回、私たちが立ち上げるのは、そうしたニーズに応える新しい発想の「キャスティングを受けてくれるナレーターを広く募集させていただく」ことが狙いです。経験は問いません。アトゥズ&ベルベッターズも含むこのプロジェクトは、私たちも初めての試みで、いわばチャレンジャーの側にいますから、プレイヤーの皆さんと共に進化していければと考えています。どういう事かといいますと…(次ページに続く)

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この記事は2009/7/2配信のナレーターメルマガ(無料) vol.115 に記載されたものです。