マネージャー武信淳インタビュー2014(後編)

長寿・大型番組が次々リニューアル。テレビが生まれ変わろうとしている。

■ 今期改編をどう感じている?


司会のタレントに変化の兆しを感じます。雑誌などでも多く書かれていますが、帝王ダウンタウンの番組視聴率が芳しくない。新番組も好調とまではいっていません。
替わって、フットボールアワーの後藤さん(NTVあのニュースで得する人損する人)有吉弘行さん(NTV有吉ゼミ)などが19時台で好調です。ゴールデンでも定番MCになって行くのか?というところ。
特番期を過ぎて、それぞれの新番の平場(平常時)が、今週から来週からですから、ヒット作が出るか視聴率に注目です。


■ 来期ははたして?独断と偏見で予想


前述の好調番組は「お金をキーワードした、知的エンターテインメント系」なんです。それを、各局真似していくでしょう。

他は、テレビには外せない「クイズ」。ファミリー層を取る為には選びやすい手だからです。だが実際今のところはテレビ朝日「ミラクルナイン」「Qさま」の2つが好調で、他が…という状態。フジテレビが日曜に2本クイズの新番組を始めましたが、クイズの復活はどうなる!?とこれからの数字に注目しています。

さらにスポーツ。2020年の東京開催が決まった以上、世の中はオリンピックを中心に動きますから、需要は増えるでしょう。注目点として、今はまだ少ないのですが、女性ナレーターのスポーツ番組への起用が多くなる”かも”しれませんね。


■ 改編でのナレーター傾向


この春はベテラン勢の復活が一部ありました。有名長寿番組の後枠など、慎重に動いているのかもしれません。いっぽうで新番組では、新人の起用もまだまだ狙えそうな空気はあります。

最近のオファーとしては「特徴的な読み」ですかね。「色がある」といっても良いかもしれません。こうしたオーダーは昔からたまにはあるのです。たとえば日本昔話のパロディーや、紙芝居風など。
ただし若手がやるなら「番組のどこで使われるか」がイメージできて、きちんとパロディーとして工夫を凝らしたものじゃないといけません。本来そういった読みは大手事務所のベテランの独壇場であり”砦”なんです。なのでそこに勝てるクオリティは、ハンパなものでは勝てません。

それと最近CMやドラマなどで外国人がナレーションするシーンが増えており、「あのドラマの外人さんみたいな感じで」と言われることもありますね。たぶん「強いインパクトでの色づけ」が欲しいのだと思います。それもナレーターとして大事な要素の一つでしょうが、難しい注文ではありますね。


■ キャスティングで考えること


キャスティング時に思い出しやすい人は「発信している人」「コミュニケーション力のある人」です。一方的な気持の押しつけや、逆にぶら下がろうとするだけではなく「提案につなげていける」こと。呉くんや小坂さんを選んだ要因も、結局そこに尽きるかもしれませんね。

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このインタビューは2014/5/8配信の ナレーターメルマガ(無料)vol.249に記載されたものです。