マネージャー狩野貴子インタビュー2014(前編)

長寿・大型番組が次々リニューアル。テレビが生まれ変わろうとしている。

 


■2014春改編の状況


前回の武信マネージャーのインタビュー内容と重複してしまいますが「ダウンタウンの不調」や「坂上忍さん、有吉さん、フット後藤さんなど、突っ込み系のタレント人気」などを感じます。
去年ブレイクした『世界の日本人系』『衝撃映像系』などの企画が、あきてきたかな。そしてレギュラー番組の長時間SPが数字を取れなくなってきてます。

予想ですが「F3M3層(50歳以上の男女)向け番組」と、『F1M1層(えふわんえむわん=20-34歳の男女)向けの番組」との違いがより明確になっていくでしょうね。断層ができていて、それをうめる番組はまだ見えてきません。

その意味で今春のナレーターキャスティングには『ベテラン』と『ヒット作をもつアニメ声優』が目立っています。各局、長寿や帯番組を大幅リニューアルしている試行錯誤の真っ最中で、いきなりの冒険よりも、知名度による安心感を求めてるのでしょうか。結果としてナレーター起用は保守的なものが増えています。
でも次の秋にはその反動が来るかもしれませんね。「あえて新人抜擢をしたがる」クリエイターが出てくるかもです。猪鹿蝶としては、新しい番組での新人の抜擢をこれからも狙ってます。


■コーイチのキャスティング理由
=TBS「アメージパング!」=


前期オンエアしていた番組の収録中、きゅうきょ男性で「番組PR(○○は明日夜9時!などCM中に流す番組の告知VTR。)を撮りたいという話が出たんです。連絡がすぐつき、すぐ現場に来ることができたのがコーイチくんだった(笑)笑って話してますが「いつ何時すぐに対応できる」ことは売れていくための要素のひとつです。
番組PRは15秒から60秒くらいのもので、収録も数分で終わってしまいますが、コーイチくんは現場をがっちりつかんでくれました。

こんな風にPR収録から、そのままレギュラーにも起用されていくケースはけっこうあります。PRの作り方にはバラエティナレーションのエッセンスが詰まっているからです。
またレギュラーのナレーターがスケジュールでいけない場合など代役の可能性も少なくありません。「ボイスサンプルに何を収録すればいいか悩む」人は、ひとまずバラエティのPR入れておくと便利かもしれませんね。


■鈴木まゆのキャスティング理由
=TBS「内村とザワつく夜」=


ゴールデンに昇格する前、深夜での立ち上げ時からの抜擢だったのですが、猪鹿蝶へのオファーは「女性。くせのある人」だけでした。制作側にイメージがないまま「事務所から提案してくれませんか?」ということもよくあるんです。マネージャーとして、声優系や、変わった声や読み、など様々な提案をしましたね。
鈴木はボイスサンプルの作りが「私はDJです。ナレーションをこんな風にクールにします」という風に”作り手へのメッセージ”が明確で、すぐに思い出せたし、プッシュできましたね。

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このインタビューは2014/6/5配信のナレーターメルマガ(無料)vol.251に記載されたものです。