この記事は2009/7/16配信のナレーターメルマガ(無料)vol.116 に記載されたものです。
ナレーター猪鹿蝶・発足インタビュー!
第3章「ボイスサンプルのつくりかた」
■ 2009猪鹿蝶ナレーター募集、無事終了!
山上:大変ながらくお待たせいたしました。「キャスティングプロジェクト猪鹿蝶」のナレーター募集の行程が十月中旬にすべて終了いたしました!
改編期(新番組をスタートさせるテレビ業界で一番忙しい時期)も一段落で、ようやく一息というところですね。お二人ともお疲れさまでした〜。
狩野&武信:その前に…ご応募いただいた皆さん、本当にありがとうございました。報告が遅くなりましたが、いただいたボイスサンプルは全て耳をとおさせていただきました。現段階で案件にあった方にはそれぞれに連絡をさしあげました。
山上:この3ヶ月怒濤の勢いでしたね。いただいたサンプルを1枚ずつ最後まで聴いて…もちろん、アトゥ&ベルベットの仕事をしながら(^_^;)
武信:毎晩朝までサンプルを聴きましたね。大手事務所でマネージャーをしていた私達の人生でも初めての経験です(笑)
山上:さてそんなナレーター募集ですが、総評をいただけますか?
■ 届いたボイスサンプルの総評は?
武信:もったいないな、というケースが多くありました。たとえば自宅録音の方に多かったのですが、読みそのものは力があるのに、ザーザー雑音があって、後ろで生活音がそのまま聞こえてしまっているものなど。残念だけどナレーションに集中できなくなるのですね。
狩野:武信ちょっとぬるくない(笑)?プロを目指している人たちなんだから、きちんとシビアな言い方をすると『いただいたサンプルでそのまま営業にかけます』と言って募集したのですから、私たちプロのマネージャーが、営業先に持っていけないクオリティのものは選べませんでしたという意味です。その意味ではスタジオで録っていても営業先に出せないものもありました。
山上:それって詳しくきいていいですか?………(次ページに続きます)