10月の100分de名著はブラム•ストーカーの「ドラキュラ」です。「ドラキュラの誕生」「排除される女性たち」「境界線上の人々」「近代vs前近代の戦い」タイトルだけでもただの恐怖小説でない事が想像出来ます。私の子供の頃に最初に見たホラー映画はドラキュラでしたが、人間たちに退治される怪物と呼ばれる側の者たちが気になって仕方がありませんでした。それは今思えば、転勤族であった自分はいつも新参者であり、少し距離を置かれる存在であった(と勝手に感じていた)ところから、どこかシンパシーを感じていたのかもしれません。ドラキュラを読み解いて、作られた背景、作者の意図、様々な視点から味わってみたいですね。毎週月曜夜10:25より。全4回。今回スタッフの方が怖いイメージなら加藤さんと言ってくださったのが光栄でしたm(_ _)m。スタッフの皆様、猪鹿蝶•狩野さん、いつも貴重な機会をありがとうございます。加藤有生子