記事は2013/6/13配信のナレーターメルマガ(無料)vol.225 に記載されたものです。
■ 猪鹿蝶ボイスサンプルのアプローチ
武信:提出してもらったサンプルは、そのまま制作に届けるので、仕事を任せてもいいと信頼できるクオリティが欲しいです。逆にいうと信頼できるクオリティじゃないと渡せないです。宅録でノイズ乗りまくってるのは論外です(笑)
狩野: 朗読を入れている人は時折いるけど、メディアでのナレーションを分かってないような気がします。テレビやCM、VPなどをそれぞれ研究してそれプラスαがなくては。
義村:要求レベル高いね(^_^;)まあ仕事に直結する訳だから当然といえば当然だけど。それではどんなサンプルだといいんだろう?
武信:やっぱりインパクトがあると気になりますね。漠然としてますけど。声、読み、内容、構成など、どこかに引っかかりがあるといいんですけど。
義村:武信はキャスティングの時に何度も繰り返し聞いてるもんね。『いける』って自分が納得するまで聞いてるんだろうけど。
狩野:ただ「声質だけ聞いて欲しい」というサンプルは難しいですね。そういうサンプルは、素材としての使いどころを誰かに考えて欲しいと言う、他人任せなスタンスなんだろうけど。
義村:制作者でも「素材としての声が分かればいい」って言う人が結構いるけど、それって誰でもいい、新人がいい、ということに近い気がしている。付加価値がない”ただの部品”は、高くは売れないんだけどな。
狩野:私は『提案型』が望ましいです。自分の持ち味をしっかりだして番組に提案していけるような。DJならDJらしさを全面にだして、バラエティに乗るような。アニメ声優ならセリフもあり。前編でも話したけど「報道を狙いたい」と狙いを絞れるのであれば、それに特化したサンプルにするだけですでに引っかかりがある。そういうサンプルはキャスティングの時に思いだせるからなんです。
義村:サンプル作りについて悩んでいるなら参考に。
以前スタジオバーズのカウンセリングについて書いたものです。 http://ow.ly/lNvO9
ボイスサンプルには、あなたのパーソナリティが垣間見える”何か”を入れて欲しいのです。それはエスプリであったり柔らかな人柄、いたずら心、ちょっとした毒かもしれない。プレーヤーとしてのあなたの血をこめるのです。そうして初めて、人の心を動かすサンプルができあがる。
また【まだあくまで企画段階】ですが、昨年夏大好評だった『猪鹿蝶イベントーこれが決めたサンプルだ!ー』の第2弾開催の話も出ています。プレイヤーたちのアピール力を向上していけるきっかけの場を作りたいと思っています。
狩野・ 武信:たくさんのチャレンジ待ってます!(終)
この記事は2013/6/13配信のナレーターメルマガ(無料)vol.225 に記載されたものです。